自分に差し伸べられた手を、「君の光は僕には手に余るから 今は僕以外を救ってよ」と歌うBroken my toybox。それは優しさか、それとも自信に対する不安の表れか、、、。自分の存在を不安に思ったり自分以外の存在が大きく見えることは誰にでもあって、相反する気持ちをミディアムに、エモーショナルに歌いあげます。声の良さも相まってグッと心に迫ってきます。
サビの、「I wanna be the light to lead you」「Well I can be the wall you lean on」というフレーズの節々から、直接的な表現ではないのに、その人を心から思っている気持ちが真っ直ぐに伝わってくる。決して悲しいラブソングではないけど、リスナーを感傷的にさせる表現力が素晴らしいです。
からっぽ 佐伯 隼滋